5年以上前に、1年半ほど工場の派遣社員で働いていたのが後遺症が残ってしまうほど作業がキツかった。派遣社員での評判が気になってこの記事を読みに来た人もいるかも知れないが、結論から言うと工場の派遣社員はオススメしない。
どうしても短期で工場勤務したい人は派遣社員ではなく期間工をオススメしたい。何故期間工をオススメするのか詳しく解説していく。
ちなみに「工場求人ナビ」なら期間工の求人も出ているので条件の良い工場で働きやすい。
手っ取り早くお金が欲しくて入社した
そもそも何故私が工場の派遣社員に入社したのかを説明したい。
当時ネットで転売が盛り上がっており「安定して月100万稼げる！」と魅惑的な転売ブログが乱立していた。それと同時に仮想通貨も盛り上がっており仮想通貨で億の資金を手に入れた人通称「億り人」もネットで続出しており、当時の私はそれらを羨望の眼差しで見ていた。
やってみたいのだが、転売、仮想通貨どちらをするにしてもお金がいる。当時フリーターだった私は血眼になって高時給の仕事を探している中、たまたま見つけたのが工場の派遣社員だったんだ。
ちなみに転売も仮想通貨も上手くいかなかった。世の中甘くない。
面接後、1時間で内定
電話して応募したらあっという間に面接が決定。
面接は集団面接だったが、みんなクセのありそうな人ばかり。控えめに言っても私が1番マシだったと思う。
面接は無事に終わり帰宅中、派遣の担当者から電話が。
「クラさん内定決まりました！」
とまさかの内定決定。はやい流石にはやすぎる。面接から内定まで1時間。今までいくつかの会社に面接を行ったことがあるが過去最速の内定決定だった。
今思うとおかしく、もっと疑問を持つべきだったと思うのだが若い頃の自分は迷うこと無く入社を決意。
あの頃はとにかくお金が欲しかったんだ。お金の魔力恐るべし。
派遣会社での寮住まい開始
勤務地が地元から離れた場所のため、派遣会社が用意してくれた寮住まいをすることになった。
地元が田舎だったので離れた場所で働くのは納得しており寮も用意してくれているので安心していた。ただこの時点で派遣会社の搾取が始まっていたのだ。
幹線道路沿の寮で騒音が止まらない
寮とはいってもアパートの一室を派遣会社が借りて、そこのアパートを寮として提供していたんだ。
ただ用意してくれた寮というかアパートが幹線道路沿いだったんだ。幹線道路沿いなのでとにかく車の騒音がうるさい。
深夜でも暴走族らしきバイクがブンブン走り回る。最初は全く寝れなかった。夜勤もあり昼に寝ることもあったがもちろん最悪。
寮住まいは車の騒音との戦いだった。と言っても肉体労働の疲れ、若さと慣れもあったのか、しばらくしたら寝れるようになった。今なら絶対無理。
隣人も曲者だらけ
隣人も曲者だらけで頑固そうなおじいちゃんと日中部屋にいる生活保護者らしき男が両隣だった。
おじいちゃんの方は問題無かったが、生活保護者らしき方がとにかくウザかった。というのもベランダに生ゴミを置きっぱなしにする為ゴキブリが出るのは日常茶飯事。
玄関でタバコを吸っていたのか、大量の吸い殻が風で飛んで私の玄関の目の前に来ることもあった。
それに加え相談員みたいな人が定期的に来るのか長時間喋ってうるさい。とにかく愚痴が止まらない隣人だった。
寮費は1万多く派遣会社に搾取されていた
お世辞にも良いとは言えない寮だったがその寮費が月5万だった。
このクオリティで5万はおかしいと疑問を持った私は、実際に寮として扱われているアパートの賃貸を調べてみたら4万だった。この時点で1万搾取されていたのだ。
あらゆるところで搾取する派遣会社に油断してはいけなかったと後悔している。多少面倒でも自分でアパートを借りるべきだった。
仕事内容はライン作業
こうして仕事が始まったわけだが、仕事内容はある部品を顕微鏡で検査して異常がないかチェック。異常が無ければ次の工程に部品を通す簡単な作業だった。
ただ交代勤務で日勤、夜勤が一週間ごとに変わり残業も当たり前。
何かトラブルが起きればそのまま残業が長引いていく。交代ギリギリの20時までひたすら作業する日も少なく無かった。
ライン作業で肉体破壊
このライン作業は体の負担が尋常じゃ無かった。
基本立ち作業なのだが部品を通す時に左に重心をかけないといけなく、しばらくすると左足に鈍い痛みが出るようになった。
それに加えて顕微鏡でLEDライト付けながら検査をするのだが部品を明かりを反射するので眩しい。特に利き目である左目の負担が凄かった。
そのようなライン作業を1年半続けた後遺症で左足は変形股関節、左目は重度のドライアイになってしまった。今でも後遺症に苦しんでいる。
人間関係も最悪
それに加え人間関係も最悪だった。
派遣社員同士を集められ同じ現場で作業していたのだが、その派遣社員が訳ありの人ばかり。
中でも輪を乱す発言をする人がおり、それが原因で派遣社員が辞めることはよくあった。肉体的に加え、精神的にもキツかった。
派遣社員はキツイ作業をさせられやすい
これは後に知ったのだが派遣社員はキツイ現場に回されることが多いらしい。ある工場の元管理職が暴露していた。
派遣社員は直接雇用では無いため、キツイ現場に配属さして仮にバックられても会社自体はノーダメージらしい。実際に工場の派遣社員で働いていた私からしてもキツイ現場に配属されていたと思う。
工場に置いて1番人権が無いのが派遣社員。ちなみ期間工だとバックれたら会社にダメージが来るため派遣社員ほどひどい扱いにはなりにくいらしい。
お金は稼げる
ここまで悪いところを言ってきたが、働いたことでのメリットも確かにあった。
まずはお金が稼げたこと。日勤・夜勤の交代勤務で残業は月平均20時間だったが手取りで30万ほど稼げていた。未経験スキルなしでこの給料は中々無いと思う。どうしても手っ取り早くお金が欲しいのなら選択肢としてはアリかも知れない。
運が良ければ出会いもある
異性の多い工場だと恋愛に発展しやすいのもメリット。大きい工場だと地方から来た人も多いのが要因なのかも知れない。
実際に私が働いてる間に工場でも数組カップルが出来ていて一緒に工場を辞めるというのもあった。
運が良ければ一生のパートナーが出来るかも知れない。ちなみに私はパートナーが出来なかった。悔しい。
派遣社員より期間工がオススメ
ここまで工場の派遣社員の実体験を述べてきたが、もし短期の工場勤務で稼ぎたいなら派遣社員より期間工を強くオススメしたい。
何故なら期間工なら派遣社員より待遇が良いんだ。ライン作業１つでも派遣社員よりマシなところを配属されやすい。それに加え寮も安く借りれることができ寮も綺麗。有給も派遣社員より期間工の方が取りやすい。
派遣社員だと期間工より時給が高い場合があるかも知れないがボーナスが出るのが期間工。あらゆる待遇面で期間工の方が上なんだ。
「工場求人ナビ」なら期間工、正社員のみで検索が出来るのでかなり便利。工場に特化した求人サイトなので求人数が多いのも魅力。
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