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【独学】1回落ちたけどまた第二種電気工事士に挑戦した

体験談・コラム

約半年ブログ更新をしていなかったんだけど理由は第二種電気工事士の受験で忙しかったからなんだ。実はこれで受験は2回目で1回落ちているんだけど再受験した。

ということで今回は何故1回落ちたのか?何で再受験しようと思ったのか?を書いていこうと思う。

30歳過ぎて何となく第二種電気工事士を受ける

実は第二種電気工事士の受験を受けたのは丁度30歳くらいで今34歳なので約4年前に受けたんだ。その時は定職に就かずプラプラして30歳になり焦りを感じてネットで色々調べたらどうやら設備管理の仕事が楽というのを知ったんだ。

ただ設備管理の仕事に就くには第二種電気工事士が必須らしく実際に求人サイトで調べてもほとんどが第二種電気工事士の資格が必要とのことだった。

というわけ何となく第二種電気工事士を受けた流れ。

学科試験は合格したが技能試験で落ちる

1回目の結果なんだけど学科試験は60点以上が合格ラインなんだけど64点のギリギリで合格した記憶がある。ギリギリ合格の時点でモチベーションは低かったんだと思う。

そして技能試験が2ヶ月後にあるんだけど技能試験の勉強代は最低でも3万ぐらいはかかるらしい。フリーターだった私に3万は痛い。

「買いたくねー。」とケチが出た結果、結局試験当日まで何も買うことはなく練習していない状態で合格するのは不可能と判断。技能試験は欠席して不合格になってしまったんだ。

無資格で設備管理の仕事に就くが辛かった

とはいえ設備管理の仕事には興味があり何とかならないかと探していたところ、何と大企業の設備管理会社が求人を出していたんだ。何やら公園の設備管理である程度体力さえあれば大丈夫とのこと。

迷わず応募してあっさり合格。30歳とまだ若かったのが採用された要因っぽい。ということで無資格で念願の設備管理会社に就職できたのでラッキーと第二種電気工事士のことは忘れかけていたんだ。

ひたすら肉体労働の毎日

実際に設備管理の仕事が始まるとこれがヤバすぎた。というのも楽どころかゴリゴリの肉体労働。広大な敷地の公園を設備管理をするので草刈り、木の伐採、テニスコートや野球場の整備など毎日馬車馬のように働いたんだ。加えて先輩もゴリゴリの体育会系でどんどん精神がすり減っていく。

設備管理は楽な仕事とネットで聞いたけど公園の設備管理が今までの仕事で1番辛い仕事だった。思い出したくないくらい辛かった。ネットの情報を信じすぎた結果がこれ。我ながらアホすぎ。

結局たったの1年で辞めることになった。せっかく大企業に就職したのに勿体ないと言われたけど辞めて正解だった。メンタル大事。

もう一度第二種電気工事士の試験を受けると決意

その後は夜勤の仕事に就職して2年ほど働いてるんだけど、実は派遣社員なので後1年くらいしか働けないんだ。なのでまた転職活動をしなければならない。

年齢も34歳なので流石に次で定職に就きたい。ということで途中で断念した第二種電気工事士を再受験すると決意したんだ。

実は第二種電気工事士の資格を取った状態で設備管理の求人を探すとビルメンテナンス、通称ビルメンの求人も応募できるようなる。ビルメンは楽な仕事と言われていることから第二種電気工事士の資格を持っていると楽な現場で働ける可能性がグッと上がるんだ。

「オラ同じ手はくらわねぇ」と孫悟空ばりに学習して再受験したってことなんだ。

改めて第二種電気工事士の申し込みを行う

ということで2024年上半期の試験に受けるため早速試験の申し込みを行なった。インターネットからの申し込みが1番安く済むのでオススメ。下記のURLから最新の情報が分かるので受けようとしてる人は一度確認して欲しい。

一般財団法人 電気技術者試験センター

ただ安く済むと言っても受験手数料だけで9300円かかっている。普通に高い。

学科試験対策のテキストを購入

試験の申し込みが終了したら早速学科試験の勉強を始める。1回目はギリギリの合格だったので今回は余裕を持って合格したい。

ということで評価の高いことで有名な「すい~っと合格シリーズ」の参考書と過去問を購入。これが大当たりで分かりやすかった。

参考書は全ページカラー印刷、イラストも多いのでスラスラ頭に入ってくる。更に付属でハンディサイズの丸暗記ノートも付いてくるので隙間時間にサクッと勉強することもできる。

学科試験は暗記問題も多いので丸暗記ノートは役に立った。

ぶっちゃけ参考書だけでも合格レベルまで行くと思うけど合格を確実したいなら過去問も買っておくとより盤石となる。

過去10年間の問題集から繰り返し出る問題を533問厳選しているので最短で合格できる。問題の解説が丁寧なのも嬉しいポイント。最後の2ヶ月はひたすら過去問を解いていた。

こちらもハンディブックなので暗記問題などは寝る前に解いてたりしていた。

92点で学科試験を合格

私の場合、発売されてすぐ購入したので約半年間じっくり勉強をしていた。週3、4ほど1〜2時間参考書を読んで最後の2ヶ月は過去問をしていた。

そして学科試験の結果は自己採点の結果92点で余裕で合格。問題内容次第では100点満点もいけたと思う。「すい~っと合格シリーズ」を繰り返し勉強していれば余裕で合格できるんだ。

技能試験のテキスト、工具セット、練習部材を購入

自己採点で学科試験に合格したと確信したので早速、技能試験のテキストなどを購入することに。技能試験に必要な物を用意すると最低でも3万以上はかかってしまう。ちなみに必要なものは

  • テキスト
  • 工具セット
  • 練習部材(追加分含む)

主にこの3つが上がるんだ。ということで私が何を購入したのかを上げていく。

テキスト

まずテキストは学科試験でもお世話になった「すい~っと合格シリーズ」の技能試験用の参考書を購入。

こちらも全ページフルカラーで分かりやすく特に欠陥一覧表が載っているのは良かった。技能試験の場合一つでも欠陥があると不合格なので作成する度テキストを見ながら確認できた。

工具セット

続いて工具セットを購入。こちらも評価の高い定番のHOZAN工具セット DK-28を購入。技能試験が近づくと売り切れになってしまうほどの人気商品。

実際に使用してみると私みたいな初心者でも使いやすく非常によく考えられた商品。値段も12000円弱と他のメーカーの工具セットに比べたら安いので何を買えばよく分からない人はとりあえずHOZAN製の工具セットを買っておけば間違いない。

練習部材セット

練習部材はHOZANの練習部材を購入した。実は練習部材はモズシリーズが練習部材が安いんだけどHOZANが出している練習部材にしたんだ。

なぜHOZANの練習部材にしたかというとHOZANの出している技能試験の動画が分かりやすかったから。女性が丁寧に教えてくれるので非常に良い動画。モズシリーズの解説動画より有名なHOZANの解説動画を観ながら作業したく同じ練習部材を揃えたかったのが決め手だった。

何の験解説動画を観ればいいか分からない人はHOZANがオススメ。

ただ一回の練習分しか電線が無いので追加の電線はモズシリーズで買った。

HOZANよりモズシリーズの練習部材が3000円ほど安いので少しでも費用を抑えたい人はモズシリーズがおすすめ。私はモズシリーズで電線のみ購入したけど使いやすく全く不満は無かった。

というわけで計3周分の練習部材を購入して万全の状態で技能試験の練習をしたんだ。初めは苦戦していたけど最後の方は余裕を持って作業できるようになったので高い金を払った価値はあった。

10分時間を残して技能試験を終える

万全の状態で臨んだ技能試験は40分という時間の中30分で終了。ゆとりを持って作業することが出来た。3周練習した甲斐があった。

周りを見ると私より早く終わらした人もいれば、全く出来ていない人もいたりなど結構バラツキがある。試験会場を出ると上手くいかなったのか広場のソファーでうなだれてる人もいたりと会場は不思議な空間で色んな意味で面白かった。

というわけで合格した手応えを感じながら帰ったんだ。

第二種電気工事士のトータル費用は65354円

合格発表は8月なのでその時に追記で受かったかはまた報告したいと思う。

そして合格した後に免許申請費用として5300円がかかるんだけど最後に第二種電気工事士でどれくらい費用がかかるか発表する。

  • 受験手数料 9300円
  • 学科テキスト費用 3090円
  • 技能テキスト費用 2090円
  • 工具セット 12327円
  • 練習部材 33247円
  • 免許申請費用 5300円

以上で合計65354円の金額がかかる。これに別途交通費などもかかるのでマジで高い。

6万以上払う価値はあるのかと初めは思ったんだけど、この値段の高さが壁になっているのか意外に第二種電気工事士の資格を持っている人は少ない。実際に公園の設備管理に働いていた先輩も第二種電気工事士の資格を持っていなかった。

試験自体の難易度は高くないんだけど、お金がかかるのと2回に分けて試験を行うので時間もかかり外的要因で難易度が上がってしまっている印象。なのでビルメンテナンスなどの仕事に興味を持っている人は受験する価値は大いにあると思う。

私みたいに受験に落ちてしまった人も同じように勉強すれば合格できるはずなので参考になると嬉しい。

追記「無事合格しました」

8月16日でオンラインで合格しているか確認できるため早速確認。

結果、無事合格した。

第二種電気工事士を取得したのでこれで設備管理会社を中心に転職活動がかなり有利になった。

もし設備管理会社を目指してる人は第二種電気工事士を取得してから転職活動を始めるといわゆる「現場ガチャ」でハズレの現場に行く可能性がグッと減るので資格を取ることを強く勧めたい。

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